大阪市の自転車リサイクルの例

大阪市はどう対処しているのだろうか?

大阪市では、回収した放置自転車を、
自転車ショップのオーナーや、輸出業者に入札で払い下げる方法で、
放置自転車問題の解決を目指して努力しています。

先ほども書きましたが、自転車は共通規格の部品が多いので、
援助物資として、海外へ贈る活動を行ったり、
自転車ショップで、リサイクル自転車として安価に販売を行うのです。

リサイクル自転車の販売価格は、大体1万円くらいで、
もちろん車種によっては高いものもありますが、
消費者が通常よりも安く自転車を購入できるメリットがありますね。

はじめのうちは、落札価格は一台300円程度だったようですが、
2006年度くらいから落札価格が上昇して、
倍以上の値段で落札されるようになったそうです。

特に、海外での需要が増えており、
カンボジアなどの東南アジアへ輸出されるものが増えているそうです。

売り物にならない自転車については、
スクラップということになりますが、鉄の価格の高騰で、
業者にとっては費用負担のリスクが減って、
積極的に下取りできるようになってきたなどの、背景があるのです。

大阪市の近くの堺市は、放置自転車をリサイクルして、
再び放置されるリスクを避けるために、すべてスクラップ処分していますが、
以前は費用を支払ってスクラップにしていたものが、
現在では鉄の価格の関係で
思わぬ収益をあげるようになってきているとの事例もあります。

非常に厄介な放置自転車も、周囲の状況の変化でリサイクル自転車などの形で、
また役に立つ存在になるわけですね。くず鉄になるといっても、
鉄はまたほかのものに使われるのですから、大きな意味ではリサイクルといえますね。

ただし、大阪市の場合は、撤去費用の方が多くかかってきているので、
決して利益にはならないそうです。
巨額の税金が放置自転車につぎ込まれているのは間違いないのですね。